【マイホームのお金の話 #4】ぜったい予算オーバーしたくない女性必見!マイホームの見積依頼時に押さえておきたいポイント2選

家を建てた人の実に72%の人が当初より予算オーバーをしているという驚愕の事実をお伝えしました。

京極の元にも「家の予算」について質問や相談をたくさんいただきます。私のクライアントの方には、事前に大切なポイントをお伝えしているため、予算オーバーは起こらないんですね。

実をいうと、予算オーバーしないためには「 2つのポイントを抑える 」ことが重要だと思っています。

少し長くなりますが、そのポイントについてお伝えしていきますのでついてきてくださいね。

マイホームの見積りで押さえておくべきポイント2選

「家」と「その他の費用」とは?

予算オーバーせずにすむためには「家とその他の費用の2つを抑える」ことがとても大切になります。
家の費用」というのは、家そのものの金額なのでとてもシンプルですよね。
その他の費用」というのは、大きく分類すると2つあります。

  • 建築会社が手配してくれる工事
  • 自分で手配が必要な費用

とくに2つ目の「自分で手配が必要な費用」が大切なんですね。

建築会社が手配してくれる費用

一つ目の建築会社が手配してくれる費用というのを具体的に上げると

  • 建物の登記を行う登記費用
  • 工事の安全を祈願する地鎮祭費用
  • 住宅ローンの契約に必要な団体信用保険料

こういったものを指します。
これらは建築会社が付き合いのある土地家屋調査士や土地神を祀る神社、銀行などを紹介してくれますのではっきりいて何もせずにお任せするだけで大丈夫なんですね。
事前に費用としてこれだけ必要になりますと説明をしてもらえるから安心です。

自分で手配な必要な費用

対して、もっとも注意しなければならないのが「自分で手配が必要な費用
例えば

  • 新居への引っ越し費用
  • 新しいマイホームに必要な家具・インテリア代
  • マイホームを守る地震保険

などがあるんですね。内容だけ聞くと家に関連する費用のためマイホームの資金計画に含んでくれていると思いますよね。
もっと言えば、「建築会社があらかじめ予算を組んでくれてものいいのでは?」とさえ感じます。

アドバイスがもらえないワケとは?

ちょっと思い出してみてください。
前回のお話、「72.8%が予算オーバーを体験!?元大手ハウスメーカー設計士が対策をつつみ隠さずお伝えします。」でマイホームの資金計画は、スマホの契約にとてもよく似ているという例をお伝えしました。

大切な部分だけをピックアップすると、携帯会社の窓口カウンターでは、店頭に置いていないスマホケースやガラスフィルム、ウイルスソフトなどについては絶対にアドバイスをしてくれません。

なぜなら、携帯会社の店舗で取り扱っていない商品についていくら熱心に説明したとしてもお店の売り上げにならないからなんですね。

ちょっと冷たく聞こえるかもしれませんが、同じサービスをする場合にも自分の会社の製品を売る場合と他社の製品を紹介する場合なら、間違いなく自社製品を売る場合のほうがサービスの質が高くなります。

スーパーの試食

同じような状況は、よくスーパーでも目にすることができます。
あなたは、試食をしたこがありますか?

試食を配る人は、買ってくれそうな女性に向けてまず先に「はい、どうぞ。おいしいわよ。」といって試食のソーセージを渡すんです。
これに対して、いかにも料理をしなさそうな風貌の20歳くらいの若い男性が近づいても、何も言われません。わざわざ声を掛けてまで試食を勧められないことが非常に多いんですね。

買ってくれそうな人ほど声を掛けられ丁寧に説明され、買わなさそうな人ほど声すら掛けられない。
つまり、売り上げが上がる場合ほどサービスがよくなり、売り上げにならない場合はサービスが悪くなる傾向が強くなるんですね。

予算で大切な3つの項目とは?

具体的なポイント

マイホームでも同じことが言えます。
あなたにとっては必ず必要となるものなのに、販売会社にとっては自分のお店の売り上げにならない商品は説明がされない。

だから、予算に組み込まれないということが起こってしまいます。
もちろん、親切丁寧な会社であれば、あらかじめ「お客さま、こちらの費用も必要になりますので予算として30万円を項目に入れておきました。」と予算をみてくれる場合もありますが、全部の建築会社が同じようにしてくれるとは限りません。

しかも、初めての家づくりで「 資金計画の書類に書かれていないけど必要な工事のすべて 」に気づけるわけがありません。
それだけではありません。家という人生最大の買い物というだけあって、その項目に上がるもの一つ一つが数十万円から数百万円する高額なものばかり。

ひとつだけならまだしも、二つ、三つと書かれていないものがあったとすれば簡単に100万円や200万円の予算オーバーになるわけです。

ですので、

  • 家の費用
  • 建築会社が手配してくれる工事
  • 自分で手配が必要な費用

など必要な工事を知るだけでマイホームの資金計画のクオリティーは見違えるようによくなります。

まとめ

あなたも「家とその他の費用を前もって知っておく」ことを意識すると予算オーバーのない健全な資金計画をすることができるようになります。