はじめてのマイホーム 元大手ハウスメーカー設計士が明かす成果を出す人とその共通ポイントって?

仕事柄、たくさんのマイホームを建てた方とお会いすることがあります。
そして、「 実際に家づくりで成功した人 」とお話をする中で、ある共通点が浮かび上がってきたんですね。これは、京極が実際に設計の仕事をしていた時代にも絶対に外せないことでもあったんです。

ハウスメーカーや工務店、建築家といったどんな会社に頼んだとしても「 理想をカタチにするための最初の一歩 」として大切なポイントが1つありましたので、そのポイントについてお伝えしていきますね。

特に、これからマイホームを初めて建てる人には、まずこの内容を読んでいただくことを強くおすすめしています。

家が欲しいならまずは・・・

まず何をはじめるのか?

家づくりを始めたいという人からたくさん聞かれる質問のひとつが「まず何から始めたらいいかわからなくて、、、どうすればいいですか?」というものです。
というのも

  • 家は1,000万円以上の高額だから不安
  • 学校で教わることがないため何も情報がない
  • 一生に一度の買い物だから失敗できない

こんなプレッシャーがあるからなんですね。

「マイホームが欲しいならまず情報誌を一冊買って、調べてください。」と言われたらあなたは何を調べますか?
京極の場合、クライアントの方から同じ質問をされることがよくあります。

そんなとき、「文字は一切読まないでください」と言うんですね。

「調べてください」と言われて、大抵の人が思いつくことと言えば

  • 地震に強い耐震技術のこと
  • 暖かさに差がつく断熱性能について
  • 頭金や住宅ローンなど

一般的には、住宅情報誌に耐震性能特集や住宅ローン特集などが必ずと言っていいほど組まれていて、知っておかなければいけないと思ってしまいます。

しかし、プロが本当にすすめる家を成功させるために必要な情報というのは、文字で書かれていないんですね。

一般的な知識の場合

例えば、住宅情報誌に書いてあることを調べるのが大切だと思い

耐震性能について詳しくなっても、
自分の家が地震に強いのかどうやって判断していいのかが分からない、、、。

断熱性能について詳しく調べてグラスウールやセルロスファイバー、ポリスチレンフォームなどの断熱材一つ一つについて詳しくなっても
結局、何が正解なのかが分からない、、、。

住宅ローンについて詳しくなっても
どの銀行で住宅ローンを借りるのが本当の正解なのかが分からないまま決断をしなければならない、、、。

つまり、情報を調べつくしても「 結局なにが正しいのか分からない状態 」に踏みとどまってしまうことが非常に多いんですね。

しかも、たくさんの情報をいっぺんに頭に入れてしまうと、テスト勉強の一夜漬けで英単語や数学の公式を無理やりグイグイと詰め込んだ時のように脳が膨大な情報を処理しきれずに結局なにが正解なのか余計に分からなくなるんです。
さらには、覚えたての間違った知識で、誤った選択をするなんてことも起こってしまうんですね。

だから、これから家を建てようとしている人には

「 文字を読まずに” 夢 ”を見つけてください 」

と言うんですね。

マイホームを成功させる夢の持つ力

夢を持つだけで” 変わる ”!

京極の経験則から言うと、幸せな家を手にした人はみんな、その家族ごとの”  ”を何よりもまず手にしていることが圧倒的に多い。

こう言う話をすると
「夢なんて浮ついたことを言うなんて馬鹿にしているんですか!」
「私は、大金を払って家を買うんです。まじめに聞いてください。」
中には急に怒りだす人もいるんですね。

そこで、京極はあえてもう一度言います。

「あなただけの” 夢 ”を持った人だけが成功します。」と。

夢がないデメリット

じつをいうと、私のところに「助けてください、何とかなりませんか!」という相談を受けることが意外と多いんですね。
そんな方の話をよく聞いてみると、

「あのぅ、信頼していた工務店と話が噛み合わなくなってしまって。これじゃあせっかく契約金200万円を払ったのに、、、。」
「高い設計料で契約をしたのに、まったく私たちの要望を聞き入れてもらえなくて、、、。本当にどうしたらいいのか、、、。」
「担当の人は一生懸命なんですが、全然思い通りのプランが出してもらえなくて、、、何かいい方法はないでしょうか、、、。」

このように、思いが伝わらない、話が噛み合わないケースがとにかく多いんですね。
そして、私はみなさんにいつも同じ質問をしています。

あなたのマイホームで叶えたい”夢”はなんですか?」と。

すると、
「え?ゆ、夢ですか!いきなり言われても、、、。」
「夢なんてありませんよ。私はいい家が欲しいんですから、、、。」
「考えたこともありません、妻が家を欲しいと言い出しただけなので、、、。」

要するに、家づくりで失敗する人に共通する点というのが「夢をもっていない」ということなんです。
当然、方向性が定まっていない状態でスタートを切ってしまうと、たどり着いた先で迷走する確率は格段に高くなります。

夢があるメリット

対して、幸せな家を手にした人は、家が完成したときにこんなことを口にします。

ようやく私の夢が叶いました。これから楽しみです。
本当にありがとうございます。想像以上のいい家ができました。
私は、2度目の家なんですが、家づくりでこんなにワクワクするとは思いませんでした。

こんな嬉しい声を掛けてもらえるんですね。

ですので、「 大きなことを成功させるためには夢という羅針盤を手にすることが大切 」ということをぜひ覚えておいてほしいと思います。
そして、今この瞬間から「 あなただけの夢を持つ 」ことをはじめましょう。

まとめ

あなたも「 夢を持つ 」ことから始めると、家づくりの方向性が明確になり劇的にいい流れに乗ることができるようになります。