前回の記事「実際に役立った!住宅ローンはお年玉で考えると驚くほど上手くいく話」では、家づくりのマネープランで一番大切なのは「 お金の安定力を高める 」ということ。そのためには、
「契約後に計画変更の起こらないマネープランを立てる」
ことが最も大切ですということをお伝えしました。
今回は、私がコンサルティングで実際にクライアントの方々へアドバイスしている具体的な方法についてご紹介したいと思います。
▼目 次
事前審査とは?
誰でも受けられる事前審査
京極が考える最良の方法とは、建築会社へ足を運ぶよりも前に自分が本当に使える住宅ローンの金額を把握しておくことだと思っているんですね。
また、こういった金融機関による住宅ローンの借入額を確認することを専門用語で
「 事前審査 」
と呼んでいます。家を建てる前に自分が一体いくら借りられるか、いくらローンを組めるのか、ざっくりでいいから知りたいと思いますよね。
ただ、事前審査は一般的に建築会社と打ち合わせをした家の図面や見積書といった特別な資料を添付して申請するため、とても準備が大変なんですね。
あなたがいくら借りられるかも分からないのに、つまりリアルな予算がわからない段階で建築会社と打ち合わせなんて、なかなか無茶な話と感じる方も多いはず。
もちろん、そうした方の気持ちもわかります。
「 せめて大まかなローン可能金額がわかれば家を考える目安になるのに・・・ 」
でも、そんな方におすすめできるサービスが誕生しているんですね。面倒な住宅資料が一切なくても「 事前審査 」を誰でもかんたんに受けれられるものがあります。
もちろん、あくまで事前の審査であり、本審査とは違ってそのままの金額で融資の確約がとれるものではありませんが、ネットで簡単に審査を受けられるので、大まかな目安だけでも把握しておきたい人にはとても便利なサービス。
さらに、本当の住宅ローン融資機関が審査してくれるわけですから信頼性は申し分ありませんよね。実際に利用をした方の意見を参考にまとめてみました。
1位:ARUHI 家探し前クイック事前審査
おすすめ度:★★★★★
【公式サイト】https://www.aruhi-corp.co.jp/
1位はフラット35の提携金融機関「 ARUHI 」
毎月1000件以上の利用者と金利が抜群に優遇されている「 フラット35 」の取り扱い件数No1の実績があり、群を抜いて1位でした。
※日本能率協会総合研究所「住宅ローン専門金融機関No.1 調査 2016」より
人気の理由は「知名度」と「最速の審査時間わずか1分」という利便性。
私がクライアントへおすすめしているのは主にこちらです。
実際に利用したクライアントの方からの声は、申し込んですぐに結果を届けてくれるので満足度は高かったです。
また、審査の結果も最短1分とスピーディーにわかるのがとても便利でした。
マイホームを考えている人は、利用しておいて間違いないです。
「ARUHI家探し前クイック事前審査」が便利だったポイント
- 家探しを何から始めればわからない中、具体的な金額をもとにリアルなイメージを持てたので、その後の家探しに役立った。
- いくら借りられるのか、ある程度把握できたので、安心して家探しができた。
- 借りられる額と無理なく返せる額が分かり条件を絞り込んで比較検討できた。
Web申し込みなら最短1分で結果がわかりますし、全国にARUHIの加盟店舗があるため、もっと詳しく知りたい方は、直接店舗スタッフから相談にのってくれます。
また、「 フラット35 」はマイホームの資産価値重視のため、借りる人の返済能力を重視する銀行系住宅ローンに比べて審査条件が緩和されます。ですので
- 契約社員や派遣社員
- 個人事業主
- 転職後1年ほどの人
といった方も審査ができますからね。
2位:三菱UFJ銀行
おすすめ度:★★★★☆
【公式サイト】https://www.bk.mufg.jp/
国内3大メガバンクの中でも最大級とあって住宅ローンの融資取り扱いは全国1位。
三菱UFJは銀行大手であるため、事前審査の結果を引き継いで、そのまま本審査の手続きへ進むことができます。住宅ローンをはじめから三菱UFJに決めている方ならもっともスムーズな方法になりますね。
また、事前審査で算出される住宅ローン融資金額は、銀行による査定ということもあって信頼がおける評価で安心して使えました。
事前審査を受けるための条件が5つあり
- 借入時の年齢が20歳~70歳まで
- 団体信用生命保険に加入が認められる人
- 日本国籍または永住許可のある外国人の方
- 勤続1年以上
- 給与を三菱UFJ口座で受け取っている人
これを全部クリアしているクライアントってわりと少ないので、給与受取口座がどこでもいいARUHIのほうが使いやすいかもしれませんね。
「三菱UFJ銀行 住宅ローンQuick審査」が便利だったポイント
- Webだから最短15分で審査が完了
- 三菱UFJ銀行による仮審査だから、審査結果を引き継いで本審査へ進むことも可能
- 審査結果が最短1日でわかる
事前審査のランキングにおける使い方
上記のランキングでご紹介した事前審査は、まだ何も予定が決まっていない段階で利用するのがおすすめです。
具体的には以下の手順です。
事前審査を使ったマイホーム探しの手順
- 事前審査に登録する
- 審査結果の融資可能金額を確認する
- 事前審査の融資可能金額を住宅会社に伝える
- 住宅会社から要望を盛り込んだ図面と見積書を受け取る
住宅ローンを使う人は、事前審査を建築会社と契約をするまでに必ず受けなければなりません。言い換えるなら、事前審査で融資額が出なければ、建築会社は契約をしてくれないからなんですね。
大抵の人は、住宅ローンを使ってマイホームを購入しますから。
注文住宅を購入した人のじつに74%以上が住宅ローンを使用してマイホームを手にしているため、家を買うなら住宅ローンは当たり前という状況があるんですね。
※国土交通省「平成25年度 住宅市場動向調査」より
ですので、よくあるローンシミュレーションで金利と返済額から融資可能額を予測として算出するというのも確かにありますが、本当に大切なのは
「 事前審査に通る 」という事。
さらに、建築会社へ行く前というタイミングが最も効果的だと思います。
なぜなら、自分の融資可能額を知ったうえで、建築会社から話を聞くほうが、「一歩も二歩も具体的で、的確なアドバイスをもらう」ことができますから。
まとめ
あなたも「 契約前のベストタイミングで金融機関による本当の融資額を把握してお」だけでも、気分がとっても楽になりますし、一度どちらかを受けておくだけで絶対に損はないですよ。